2026.08/01日号|調査設計の壁打ちでAIが急に回答を拒否する現象について【リサーチ怪談話】
●②何がAIの中で引っかかるのか:個人への助言・診断・推奨
●③AIの安全ポリシーに抵触しない表現:リサーチのコンテキスト
●④壁打ち用モデルの最適解:Gemini Notebook
2026年7月になってから、ユーザー調査の設計や分析でAIと壁打ちを行う際、回答を拒否される状態に何度か遭遇するようになりました。それまで快適にチャットをしていても突如反応がなくなったり、「私は大規模言語モデルです」しか返ってこなかったり。
そこからは何を試してみてもだめでした。チャット上はブロックされている状態なので業務が滞ると困ります。現象的に似た状況として疑わしいのはトークンが上限に達している状態ですが、ツールの使用状況からこのエラー時にはまだ上限には達していません。
<AIチャットのリカバリーで試してみたこと>
・依頼内容を分割して少しずつ入れてみる→だめ
・新しいチャットのスレッドに乗り換える→だめ
・プロンプトのテキストフォームを変える→だめ
・クッキーを削除する→だめ(※チャットの履歴が消えることがあるのでこの方法はお気をつけください)
これは一体どうしたことか。直近のアップデートが安全な利用に対して過敏になっているので明らかに「誤検知」なのですが、システム上の誤検知(認識の食い違い)とはまた違ってどこに原因があるのか確かめようがなく、ずっと使えない厄介な現象です。
そこであらためて当時(直近で)実施していた調査テーマを見返すと、ある共通項が浮かび上がってきましたー「センシティブテーマに干渉している」。生活者の分析・研究という正当な利用目的が何らかの理由で誤認され、ブロックされている(であろう)。
今回のレターでは、通常のアンケート調査でも要配慮テーマとなるセンシティブテーマの基本に触れつつ、同じ状況を回避するために知っておきたい情報をお伝えします。組織内でプロンプト設計ガイドラインを作成している方はぜひ取り入れてみてください。
※なお前出のAIが回答を拒否する状況では明確なエラーコードが返ってきているわけではないので、原因を断定できません。AIが止まる状況は様々な要因が考えられますので、あくまで調査設計の業務シーンで同様の事象が起きた時の参考としてご覧ください。
🔍リサーチハック 101(2026.08/01日号)「調査設計の壁打ちでAIが急に回答を拒否する現象について【リサーチ怪談話】」
●①なぜAIの中で引っかかるのか:センシティブテーマ
●②何がAIの中で引っかかるのか:個人への助言・診断・推奨
●③AIの安全ポリシーに抵触しない表現:リサーチのコンテキスト
●④壁打ち用モデルの最適解:Gemini Notebook