2026.10/15日号|組織でのAI活用を浸透させる施策:ベストプラクティス5選
●②規律性と公平性を兼ね備えた運営モデル(kubell・角田さん)
●③推進と統制の間にある習熟のジレンマ(SmartHR・小西さん)
●④従業員が安心して使用できる環境設計(LayerX・kurosawaさん)
●⑤BIツールを用いた工数削減実績の計測(ZOZO・佐藤さん)
組織でのAI活用推進が新たな段階に入っています。組織全体での利用率の底上げをどう図るかという初期からの命題のほかに、ツールの多様化・高度化と比例して増え続ける利用料をどう制御していくのかという経営管理の側面からも課題が強まっています。
海外のLLMOps(AI活用推進)ではさらに先を行き、AIコストの監視体制を「トークン消費量」から「アウトカム(成果)ベースのEval(評価)」基準で考える提言が出てきており、先進企業では「解決したチケット数」等での成果課金に移行しています。
上記のArize AIの記事によると、急増したAI利用でトークン流量は増すもリリースされた機能との相関関係が不明で、逆に組織内で利用の上限を設けても価値のある作業も制限してしまうため本質的な解決策でない、というジレンマが発生しているそうです。
実は自身でもAIの使用状況・使用量を一定に保つのにかなり苦労しています。一見するとリサーチは定型化しやすい業務に見え、事実、対象者層・調査手法・分析手法が半固定的な(ドメインが絞れている)場合にはオペレーションの効率化が利いてきます。
しかしコンサルティングやワークショップの事案は、仕事のカスタム対応性が高く平準化しづらい(パッケージ化しすぎると持ち味を失う)仕事特性があります。こうして、見た目にはAIを「使ったり、使わなかったり」の状況が生じて理解を得づらい状態となります。
とはいえ、「安心していつでもAIを使ってください」という組織環境は今ほぼ理想論です。そこで今回のレターでは、(トップダウンによる牽引力以上に)AI推進担当者が仕組みとして1つ1つ積み上げてそれが機能している企業のベストプラクティスに学びます。
所属する株式会社アイスリーデザインにて、AI環境における「組織開発」をテーマにしたオンラインセミナーを開催します。「職能を越境する組織の作り方」と題して、自社におけるAI開発体制に伴うエンジニアとデザイナーの役割の見直し方、職能越境・全社横断プロジェクトの支援事例について私からお話します。昼の時間にオンラインで気軽に聞ける内容です。ぜひお楽しみください!(※内容的には事業会社向けですが、オープン形式のオンラインセミナーです)
🔍リサーチハック 101(2026.10/15日号)「組織でのAI活用を浸透させる施策:ベストプラクティス5選」
●①中小の組織で普及させる初期の取り組み(令和トラベル・miisanさん)
●②規律性と公平性を兼ね備えた運営モデル(kubell・角田さん)
●③推進と統制の間にある習熟のジレンマ(SmartHR・小西さん)
●④従業員が安心して使用できる環境設計(LayerX・kurosawaさん)
●⑤BIツールを用いた工数削減実績の計測(ZOZO・佐藤さん)

