2024.03/01日号｜経営計画・事業計画 六大将軍

人によってリサーチの成果が知られるきっかけとなるプロジェクトは様々ですが、私の場合、中計（中期経営計画）がそれに当たります。中計では評価型・生成型それぞれのタイプのデータを必要とし、業務の前半期間はリサーチそのものと言っていいでしょう。

それに加えて、ブランド情報の発信（ブランディング）や合意形成のためのファシリテーション、資料のエディトリアルなどを行う後半期間はデザインの力も必要とします。前出のリサーチと合わせて、プロダクトデザイナーのスキルセットはまるまる活きます。

ところが、リサーチやデザインのメンバーがほとんど中計に関与していないというケースも珍しくありません。おそらく、経営企画側から見てそこまで対応できるイメージが無いことや、逆にプロダクト人材側から見て業務イメージがほとんど無いことが原因です。

そこで今回のレターでは、特にリサーチ・デザインの観点から見て経営計画・事業計画の作成で参考になる企業の資料を紹介します。時期柄、中計に限らず、期首方針の作成に向けた取りまとめや、今後の決算資料の公開に向けたインプットとしてもおすすめです。

※本稿で研究対象としている経営計画・事業計画とは以下の資料を指しています。
・経営計画（中計）
・事業計画
・決算説明
・統合報告書
・上場企業の成長可能性に関する説明資料

「経営計画・事業計画  六大将軍」
●事例①note｜事業計画及び成長可能性に関する事項
●事例②Chatwork｜会社概要・中期経営計画
●事例③VISIONAL｜事業計画及び成長可能性に関する資料
●事例④MIXI｜MIXIグループ 統合報告書 2023年3月期
●事例⑤くふうカンパニー｜事業計画及び成長可能性に関する事項
●事例⑥クラシコム｜2024年7月期第1四半期決算説明