2023.11/01日号|リサーチャーは、事業会社か、支援会社か
●観点2:働き方はディレクター型か、プランナー型か
●観点3:担当領域は単体事業か、全体戦略も含めるか
リサーチの仕事をするには、事業会社で働くのが良いか、支援会社で働くのが良いか、キャリア選択の上で一度は迷うものです。もちろん正解は個々人の状況によって異なり、「働いてみてみないとわからない」世界線だったりします。
事業会社では直接的に案件の事業成果や改善実績を出すことができ、支援会社では専門スキルの習得と反復的な実践機会があります。この特性を踏まえてリサーチャーは担当領域と能力開発に対する方向性を判断することになります。
この話題で真っ先に思い立つのが山口義宏さん著書『マーケティングの仕事と年収のリアル』です。この本はマーケティング分野の本ですが、スペシャリストの身の振り方についても言及されており、リサーチャー全般に当てはまります。
該当箇所を簡単に要約すると、事業会社ではリサーチなど専門性の高い仕事を内製化するニーズはあるがスペシャリストに価値を見出せる企業は多くはない→マネジメントに上がるか支援会社に移るのも選択肢の一つーというものです。
ということで、このレターでは「リサーチャーは、事業会社か、支援会社か」を、①志向性・②働き方・③担当領域という3つの観点から考えていきます。(もちろん中間的・混合的なスタイルが存在しており、私自身もそうしています)
リサーチハック 101(2023.11/1日号)
「リサーチャーは、事業会社か、支援会社か」
●観点1:志向性はプロダクト型か、プロジェクト型か
●観点2:働き方はディレクター型か、プランナー型か
●観点3:担当領域は単体事業か、全体戦略も含めるか