2024.09/15日号|新刊『ユーザーリサーチのすべて』コラム寄稿者の発表(第一弾)
著書『ユーザーリサーチのすべて』が2週間後の10/22に発売されます。この本のウリの一つは、各章のテーマに沿ってリサーチやビジネスの各分野で強みをお持ちの有識者・実践者の方のコラムを収録していることです。
今回のレターでは、その寄稿者のお名前を発表するとともに、それぞれのコラムの見どころを紹介していきます。第一弾の今回は、書籍前半の調査企画や業務設計に関するテーマについて寄稿いただいている方の登場です。
🔍リサーチハック 101(2024.09/15日号)
新刊『ユーザーリサーチのすべて』コラム寄稿者の発表(第一弾)
●①株式会社アジケ 代表取締役 梅本 周作 様
●②TRTL Studio株式会社 CEO 丸山 潤 様
●③株式会社才流 代表取締役社長 栗原 康太 様
●④株式会社ヴァリューズ エグゼクティブプランナー 株式会社ヴァリューズクリエイターズ 執行役員 星 妙佳 様
●⑤GMOペパボ株式会社 社長室 マネージャー 兼 EC事業部 シニアデザインリード 山林 茜 様
●⑥株式会社スマートバンク UXリサーチャー Haroka 様
●⑦株式会社メンバーズ ポップインサイトカンパニー UXデザイン 3グループ グループ長 水谷 駿太 様
●⑧株式会社プロダクトフォース 代表取締役CEO 浜岡 宏樹 様
●⑨株式会社ネオマーケティング ストラテジックリサーチ部 部長 吉原 慶 様
●①株式会社アジケ 代表取締役 梅本 周作 様
サービスデザイン・デザインリサーチの情報を日々発信されている、アジケの代表・梅本さんには、デザインスキルとリサーチスキルの本質的な相似点について、「構造化・言語化・可視化」という観点から寄稿いただきました。
上記のトピックはアジケさんの発信情報をSNSで私がメモ代わりにシェアした時にとても多くの反響があったもので、デザインとリサーチの関係性を説明する序盤にぴったりだと思い、今回念願かなって収録させてもらいました。
●②TRTL Studio株式会社 CEO 丸山 潤 様
ニジボックスの執行役員として長くUXリサーチ事業を推進され、現在は独立して様々なデジタルプロダクトの投資・顧問業務を行なっている丸山さんには、「ResearchOps」と「UX戦略」の2テーマについて寄稿いただきました。
いずれも国内では話題になりにくいテーマですが、丸山さんには海外コミュニティや海外プロジェクトに身を置く中での日本の印象を共有いただいており、Opsと戦略の発展には定性・定量両面の活用が欠かせないことがよくわかります。
●③株式会社才流 代表取締役社長 栗原 康太 様
BtoBマーケティング・セールスのコンサルティングを行なっていて、ウェブ上でもその方法論を集約したメソッドが好評である、才流の栗原さんには、経営者(事業責任者)の視座からリサーチの重要性とプロセスを寄稿いただきました。
書籍本編は主に話の対象をプロダクトに定めて書いていますが、(プロダクトに限らない)経営視点から市場調査・競合調査の進め方を共有いただいたことで、リサーチ組織の立ち上げ時の役割を共有する1章の内容が強固になりました。
●④株式会社ヴァリューズ エグゼクティブプランナー 株式会社ヴァリューズクリエイターズ 執行役員 星 妙佳 様
ウェブ行動ログデータ分析のツール提供やウェブアナリティクスのコンサルティングをされているヴァリューズさんからは、連載を掲載いただいている「マナミナ」編集長の星さんに、データマネジメントの現況を寄稿いただきました。
ヴァリューズさんは継続的にESOMARカンファレンスへの登壇実績があるほど、ユーザー行動に関するリサーチの実証研究に力を入れておられ、データマーケティングの専門組織・人材の期待役割について論じていただいています。
●⑤GMOペパボ株式会社 社長室 マネージャー 兼 EC事業部 シニアデザインリード 山林 茜 様
GMOペパボでデザインリードを務める山林さんには、デザイナーが中心となって全社的なリサーチ体制の構築やナレッジ活用を推進してきた、GMOペパボにおける近年のデザイン・リサーチの取り組みを寄稿いただきました。
ペパボさんの成功事例では組織力が注目されますが、組織を動かしてきたのは様々な役割・職責を担う個人であり、その個人が有機的につながることで現在の成熟度に至っていることを追体験する内容を見ることができます。
●⑥株式会社スマートバンク UXリサーチャー Haroka 様
スマートバンクのUXリサーチャー・Harokaさんには、企画・実査・共有をはじめとするリサーチの各プロセスの中に、ステークホルダーを巻き込むポイントを寄稿いただきました(どのフェーズにもお強いので入れる場所を迷いました笑)
リサーチカンファレンスをはじめとする場を通じて、リサーチドリブンなスタートアップ企業の成功例としてよく認知されていますが、実際、組織がそのまま大企業に成長しても耐え得る横断型の実行体制を構築されていてさすがです。
●⑦株式会社メンバーズ ポップインサイトカンパニー UXデザイン 3グループ グループ長 水谷 駿太 様
ポップインサイトのUXリサーチャー・水谷さんには、UXリサーチを巡る近年の期待役割の変化や、組織に合わせたリサーチの取り組み方を寄稿いただきました。「活動が続かない」という悩みを意識した2章(企画)にぴったりの内容です。
UXリサーチが今のように浸透するずっと以前から支援業務に携わっていて、私が興味を持ち始めた頃に出会ったのが水谷さんだったので、今回、長期的な視野で企業組織におけるUXリサーチの変遷を論じていただけることが感慨深いです。
●⑧株式会社プロダクトフォース 代表取締役CEO 浜岡 宏樹 様
インタビュープラットフォーム「ユニーリサーチ」を運営する浜岡さんには、ユーザーリサーチの内製化トレンドについて、その経緯や展望を寄稿いただきました。(「セルフリサーチサービス利用実態調査」のリリースも公開されています)
セルフリサーチツールの運営者として多数の利用顧客と接しているからこそ、リサーチの裾野の広がりを実感しているという浜岡さんの見解をお借りして、ユーザーリサーチの内製・発注の意義を説明する3章を補完いただいています。
●⑨株式会社ネオマーケティング ストラテジックリサーチ部 部長 吉原 慶 様
マーケティングリサーチ会社・ネオマーケティングの吉原さんには、支援業務だけでなく時勢に合ったリサーチのサービス開発にも積極的に取り組まれていることから、生成AIを取り入れた定性調査のワークフローを寄稿いただきました。
定性調査における生成AIの活用事例は次々と出てきていますが、調査会社のプロから体系的に説明いただくのは貴重な機会であり、定性調査の各ステップでのAIの活用余地と、定性リサーチャーの役割にもたくさん触れてもらっています。
●あとがき
新刊のタイトルは「すべて」と銘打っていますが、重要概念を項目単位で説明していく本の構成上、書き切れないものも多々ありました。今回紹介している前半では、リサーチ実行の前段となる概念説明や組織事例などが該当します。
ご覧いただいているように、寄稿者の皆さんとも実践と探求のバランスに優れた方々で、コラムのご依頼にあたっても普段の寄稿や講演の活動もあってか書き慣れていることが印象的でした。ぜひ書籍をお手に取って見てくださいね!
出版経緯や本の特徴をnoteにまとめました👇
●お知らせ
新刊の発売に合わせて続々と出版記念イベントの開催が決定しています!
日程・テーマ・参加方法などに合わせてぜひご参加をお待ちしています。
●①メンバーズ主催セミナー【2024/10/22(火)】「事業フェーズに応じたリサーチ組織の作り方」
●②フクオカリサーチクラブ【2024/10/23(水) 】「ユーザーリサーチの結果を共有・活用していく仕組みを考えてみる」
●③マナミナ講座【2024/10/28(月)】「ユーザーリサーチのススメ」
すでに登録済みの方は こちら